開発部門の高度な要求に応えながら、加工技能を磨いていく。 技能職 渡会康博 2007年入社 コンピュータ制御科卒

PROFILE

子供の頃から機械が好きで、学生時代は機械のコンピュータ制御を勉強。対戦型ロボットを製作して戦わせる学校内ロボコンに出場するなど、メカトロ系のモノづくりを楽しんだ。就職では機械とコンピュータ制御の両方に関わるSMCの仕事に興味を抱き、入社を決めた。

入社後3年間、草加工場で特注品の加工を経験し、4年目から技術センターで試作品の加工を担当しています。開発部門から図面を受け取り、NC旋盤という機械を使って金属の材料を削って部品を造るのですが、まず自分なりにどんな装置のどこに使うのか頭で思い描き、開発エンジニアと打合せながら、加工方法を考えていきます。

形状によっては加工が複雑になり、めざす仕上がりの精度がなかなか出ないこともあります。うまくいかないときは、なぜどこでそうなるのかを考えながら原因を突き止め、解決策を模索します。失敗がないに越したことはないのですが、問題を突き詰め、原因を解明していく過程には独特の楽しさがありますし、問題を解決することで自分を一段階進化させることができます。モノづくりとは手だけでなく頭脳を駆使して推理・検証を重ねていくこと。その過程で想像し考える力がついていく。そこにこそモノづくりの醍醐味があると思います。

また、開発エンジニアからの急な依頼に対応しなければならないこともあり、頑張ってその要求に応えたときは、「ありがとう」という感謝の言葉を聞くことができるだけでなく、自分が開発を支えていることを実感できます。

振り返れば入社以来、学生時代に学んだ制御系とは大きく異なる分野にチャレンジし、様々な製品の加工を手がけてきました。加工法がどうしてもわからず、一人で悩んだこともありますが、そのとき助けてくれたのが先輩でした。私が行き詰まっているのを見て声をかけてくれ、一緒に悩み、考えてくれたのです。おかげで壁を乗り越え、技能者として一歩前進することができました。こうした温かい先輩たちがいるのもSMCの良さです。

今後は旋盤だけでなく金型やワイヤ放電、レーザーなど他の加工法も手がけ、プロフェッショナルな加工技能者になりたい。さらにその先は設備の設計や立ち上げなど加工以外の分野にもトライし、オールラウンドな技能者になるのが目標です。

フルマラソンへの挑戦で新しい楽しさを発見

入社5年目のとき兄とジョギングを始め、走る習慣が身についてきたのでフルマラソンに挑戦しようと決めました。地元のつくばには「つくばマラソン」という人気の大会があるのですが、地元の大会では甘えが出て練習に身が入らなくなりそうなので、あえて目標をホノルルマラソンに設定。走り始めて1年半で無事完走を果たしました。タイムはもっと伸ばせるのではないかという気がしますし、マラソンには努力を積み重ねて違う自分になれる楽しさがあるので、近いうちにまたチャレンジし、ゴールしてまた一皮むけた自分に会いに行きたいと思っています。