SMC流
モノづくりの歴史

高度成長の時代(1950~)

経済白書で「もはや戦後ではない」と語られたのは1956年のこと。この頃から日本経済は急速に成長と近代化を遂げていき、高度経済成長の時代を迎えます。人々の暮らしが豊かになるとともに、家電機器をはじめとした様々な製品への需要が増大し、1960年代には生産性効率化のために工作機械の自動化が大きく前進。SMCの空気圧機器はオートメーション化のキーを握る製品として各地の工場で導入され、大きく成長しました。

1959

焼結エレメントの製造・販売を目的に
焼結金属工業株式会社設立

SMCの前身である焼結金属工業株式会社を設立し、空気圧システムのエアフィルタの部品である焼結エレメントの製造・販売を開始。これが空気圧機器の開発への足掛かりとなりました。

焼結エレメント

1961

空気圧補助機器(エア3点セット)の開発

フィルタ、減圧弁、ルブリケータの3つは、空気圧制御に欠かすことのできない製品です。SMCはお客様の手間を省くため、それまで別々だったこの3点をユニット化。設備の動作に影響を与える圧縮空気の質を高めることに成功し、空気圧機器の総合メーカーとしての大きな一歩を踏み出しました。

エア3点セット

1964

自動制御機器の製造加工・販売を
事業目的に追加
(空気圧機器を中核とした
自動化機器の開発に注力)

1967

オーストラリアに進出

1968

草加第一工場設置

国際化の時代(1970~)

それまで1ドル=360円で固定されていた為替相場が、1973年の変動相場制への移行により急速に円高へとシフトし、製造業の海外進出を加速させました。一方で、金融決済のオンライン化、ネットワーク化も進展し、企業の海外展開を後押ししていきます。そのため現地でのきめ細かいサポートが求められるようになり、SMCも海外拠点を積極的に設立していきました。

1970

1971

エアシリンダを開発
電磁弁を開発

空気の力で物を押さえたり動かしたりする駆動機器であるエアシリンダを1970年に、そして空気の流れを切り替える方向制御機器である直動型電磁弁を1971年に開発しました。

エアシリンダ、電磁弁

1971

方向制御機器(直動型電磁弁)の
製造・販売開始

1973

草加第二工場設置

1974~

積極的な海外展開。
海外営業拠点を設立
(SMCシンガポール・アメリカ・
イギリス・ドイツ)

1974年にSMCシンガポールを設立し、アジアエリアに進出。1977年にはアメリカの開拓を開始しました。さらに、1978年にはイギリス、ドイツを拠点に、ヨーロッパエリアの開拓を本格化。これによりグローバル規模で、ユーザのものづくりへのサポートを進めていきました。

SMCアメリカ・ドイツ・イギリス・シンガポール

省エネの時代(1980~)

約2年ごとに2倍というスピードで集積度を高めていった半導体。それに伴いコンピュータのCPUも大きく進化を遂げ、小型化・高性能化が進みました。また、70年代の2度のオイルショックを引き金として1979年に省エネ法が制定されたことから、エネルギーへの意識が大きく高まり、SMCでも、より少ない空気で同様の性能を発揮できる製品など、効率化が求められるようになりました。

1982

進む製品の小型化・薄型化

対米輸出が急増する中、国際競争力をさらに高めるため、製造現場での生産性の一層の効率化が求められていきました。省エネ化、省電力化、省スペース化など、工場や機械などの省エネ対策が進められ、SMCでも小型化・薄型化された様々な製品が誕生しました。なかでも「薄型シリンダCQ」は幾度かのモデルチェンジを経て、現在もロングセラー商品として活躍しています。

薄型シリンダCQ

1983

筑波第一工場設置

1984〜

生産拠点の海外展開
(ドイツ・アメリカ・シンガポール)

ドイツ・アメリカ・シンガポール

1986

SMC株式会社に社名変更

1987~

東京証券取引所市場第2部に株式上場

1987

筑波第二工場設置

1989

東京証券取引所市場第1部銘柄に指定

情報化の時代(1990~)

日本でのインターネットの普及にもつながったWindows 95の発売は、大きな社会現象ともなり、ITという言葉も広く使われるようになりました。PCや携帯電話も急速に進化を遂げ、さらなる小型化・高性能化への要求は留まることがありませんでした。SMCも生産設備のより一層の高度化・高効率化のニーズに応え、新たな技術開発に取り組みました。

1991

筑波技術センター完成

それまでは工場内で設計も行っていましたが、新たに筑波技術センターを開設。クリーンルームなど様々な設備が整った開発環境が実現しました。
> 筑波技術センター紹介MOVIE

筑波技術センター

1991

釜石工場設置

1994

矢祭工場設置

1995

電動アクチュエータの開発

お客様の生産設備の高度化や、求められる生産性向上のニーズに応えるため、「電動アクチュエータ」をはじめとする空気圧以外の製品の開発など、空気圧で培ってきた実績を活かした新たな分野での製品も開発されました。

電動アクチュエータ

1996

中国に生産拠点設置

1998

1999

「ISO9001」「ISO14001」の認証取得

万全の品質保証と環境管理体制を構築し、国際規格の認証を取得しました。

CSRの時代(2000~)

単なる利益追求だけでなく、お客様や取引先、投資家、そして社会や環境に対しても責任を持つ、CSRの考え方が広まりました。企業自身が社会とともに持続的に発展していくために、より環境に配慮したものづくりが問われていきます。また機能的で高品質な商品を開発するために生産設備も多様化し、SMCもそうしたお客様のニーズを捉え、実現化に応えています。

2000〜

海外技術センターの設置
(欧州、米国、中国)

世界各地のお客様のニーズを捉え、サポート機能を充実するために、欧州、米国、中国に海外技術センターを展開。現地での特注品の設計などが可能になり、製品を素早くお届けすることができるようになりました。日本を中核としたグローバル・エンジニアリング・ネットワークを構築し、世界中に同質の技術サービスを提供しています。

欧州、米国、中国

2013

下妻工場設置

20XX

半導体、二次電池、新しい時代へ

電気自動車などで使用され、地球環境に配慮した製品として世界中で開発、製造が進む二次電池。また、一層の高性能化が要求される半導体。それらに伴いSMCの製品も、より高品質、高機能であることが求められます。時代に応じた新たなニーズに応えるため、日本、世界のものづくりとともに、SMCの挑戦は今後も続いていきます。

半導体、二次電池